Creative of Zero Space

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存在させている“みえない背景”にスポットを当てて書いていきたいと思います!

全体をつないで、原因にアプローチする「漢方」

『漢方』の整理シリーズ4日目となりました。

今日は、昨日の「五行説」の続き。

 

木土火金水に五臓や感覚、感情や味、色等を整理したものが下記です。

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この縦列をみて、関連性をみながら、原因をみていくのが漢方の診断です。

例えば、木の列。

感情が“怒”。イライラしていると“肝”の働きが弱くなる、あるいは逆に“肝”の働きが弱くなってくると、イライラしやすくなる、とか。

“肝”が弱くなってくると酸味のあるものを増やしてみるとか。

また、ただ木の要素だけではなく、木を剋する金が強すぎるということもあったりしますので、その要素も無視はできません。

 

漢方は、

・全部がつながっていて、お互いに影響し合っている

・そこから『原因』を探していきます

 

しかしながら、【100%】というのは嫌うそうです。

そこは東洋の「曖昧」文化が良しとするところでしょうか。

上記の例えから、肝の機能が弱くなっているときに摂取したらよいのは“酸味”なのですが、「酸味だけを摂ればいい」というのを嫌うそうです。

酸味を取り入れるのは、60~70%とかにするのがよいそうです。

 

最終的には、自分が選択することが大切です。

情報が過剰な時代。情報自体を創ったりする時代です。

何が自分に合うのか、何が必要なのか等、情報を処理する能力が重要な時代だと感じています。

情報は、誰かの立場にとって良いものであり、他の立場になってみたら邪魔になるものもあります。

その時に働くのが「観点」でもあります。

観点が無いところから、観点が「生まれる仕組み」がわかった時に、観点を使うことができます。観点を活かすことができます。

 

情報過剰時代に必要な能力にも不可欠な「観点が生まれる仕組み」について随時触れていこうと思います。

 

※内容に関しては、㈱実業之日本社出版の「薬膳・漢方検定公式テキスト」より一部引用させていただいています。