では、なぜ「二刀流」になったのかご存知ですか?
【我朝において、しるもしらぬも腰におぶ事、武士の道也。此二つの利をしらしめんために、二刀一流といふなり。】
基本、二種類の刀を腰につけ、使う場面でどちらの刀を使うかを判断するのだそう。
二本を持っておくのなら、2本とも使えばいいではないか、という発想とも伺えるようです。
ただ、刀を振りかざす時をイメージしてみたら、両手で一本の刀を扱っている姿が創意されないでしょうか。
そのくらい、扱いが難しいともとれるのですが、武蔵は片手で一本の刀を扱うことができるようになるためにかなりの鍛錬をしたのだと思います。
全ての戦いに勝利するためにー
常に持っておくものならば、それを同時に使っていきましょう。
それを観術では「5感覚」と「0感覚」の二刀流と言っています。
「5感覚」は、生まれてから自然に見たり聴いたりする感覚のことを指します。
それだけでは不十分です。
その5感覚から情報をキャッチして、脳で情報を処理して、判断することを繰り返す中で生まれる“観点”というものがあります。
その“観点”には
①みんな持っている
②みんな違う(異質)
③一緒にしても問題
④不完全
⑤にも関わらず無意識で「自分が絶対正しい」と思っている
という特徴があります。
なので、その“観点”の問題によって、多くの摩擦衝突などの多様な問題が生み出されているのです。
その問題を解決するための道具が「0感覚」になるのです。
でも、「0感覚」を持つことがゴールではありません。
「0感覚」 で生まれる問題を解決できる道具が「5感覚」でもあるのです。
なので、その両方を自由に使うことができるようになること。
それが、私たちの「二刀流」の生き方なのです。
まず、「0感覚」の道具を持っていない人はもつことから始めましょう。
それは『認識セミナー』で得ることができますよ。
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