凛とした強さを秘めた日本人へ ~『烏山頭ダム』@台湾を通して感じたこと
12月に入りました。
2018年も泣いても笑っても残すとこと後1か月ですね。
先週の台湾から、今週は秋田に来ています。
昨年の今頃は雪が降っていたという秋田ですが、そこまで寒くない!!
ちょっとびっくりしています。
それぐらい、日本の温暖化、地球の温暖化が進んでいるのか、ということを体感する出来事に思えます。
多くの場所に出張で行かせてもらっているのですが、
普段の生活から離れて感じることが多々ありますね。
台湾では、特に国が違うわけですから、本当に学びが大きかったです。
ちょっとしたショックを感じたのは、成田空港に着いて、台湾より日本のトイレが汚く感じたことです。
空港は、国の顔です。
出発の地でもあり、帰着の地でもある“玄関”です。
その玄関があまりきれいに感じなかった…
かなりショックでした。
(あくまで個人の感想です。悪しからず…)
台湾に行って、日本人が作った『烏山頭ダム』に行ってきました。
台南は、亜熱帯地域ですから、土地が枯れていて、作物を作ることは無理でした。
ですが、八田與一さんは、土地の状態と水の流れをみて、ダムを創り、水をどのようにして流せばいいか水路を創り、作物を作ることが不可能だった土地に作物がとれるようにしたばかりでなく、三毛作を可能にしました。
その『烏山頭ダム』も土地の特性を活かした創り方で、
コンクリートを固めて作り上げたものではなく、
土や砂を吹き上げて創っているものだそうです。
そして、災害にも負けない強いダムができているそうです。
当時の日本人の技術は本当に高かったようで、
内部の水圧を調整する機械は、
当時、八田さんが作ったものを今もなお使うことができるくらい
丈夫なもののようです。
また、北朝鮮にある『水豊ダム』というダムは
当時の日本の持つ技術を全て総動員させて、
日本の電気量よりも多く発電させることができたようです。
朝鮮にとっては、とても宝にされていて、
戦争で狙われても壊れなかったという話があるそうです。
そのダムを壊されてはこまるので、
アメリカとの平和協定を結ぶことを提案したとも言われていました。
当時の日本の技術力も高く、
日本よりもよりよいものを他国に提供していたということを伺い
日本人の心、精神性を感じました。
そこには上下の関係もなければ、
支配するということもないのです。
よいものはもっと向上させていく。
カッコイイ、日本人!と思いました。
でも、今の日本人って、憧れるのかな…
昔のように向上心を常に持っているのかな。
アジアに対して、下にみて、自分たちはアジアじゃない、と思ってないかな。
近隣諸国がどんどん成長して、
日本よりも高い技術力、教育をもっていることに気づいているのかな。
昔の強さを誇示して、変化を怠ってないのかな。
間違いなく、昔のカッコイイ日本人の姿はないような…
でも、そのカッコイイ日本人のDNAは持っているから、
新しい日本を創ることができると思っていますが。
しなやかさの中にある、凛とした芯をもつ
美しい日本のエネルギーに一人ひとりが慣れたら、
世界中の人が憧れる日本になれる、
本当にそう思った台湾出張でした。