自分の可能性を決めつけている「固定観念」の創られ方 ~意識空間の“引き出し”整理への道④~
11月が始まりました。
2018年も残すところ後2か月を切りましたね。
私は誕生日が11月ということもあり、1つの区切りと年の瀬とが同時に来る感じで、この時期になると少々そわそわします。
特に今年は人生の大きな分岐点にもなりかねない年。
慎重に1日を過ごしていきたいと思います。
さて、何度かシリーズ的に書いている「意識空間の“引き出し”整理」について。
忙しい意識空間からスッキリ意識空間へのワンステップ ~意識空間の“引き出し”整理への道①~
無意識に持っている「心のお家・Mindome」~意識空間の“引き出し”整理への道②~
「現在地」と「目的地」が明確になる変化の第1ステップ ~意識空間の“引き出し”整理への道③~
引き出しの整理をするために、まずは、中に入っているものを全て出しましょう。
ということで、意識を成り立たせている無意識をみること。
更には、意識も無意識も両方成り立たせている心まで知ることになるのですが、まずは、無意識について。
自らが無意識的にやっていること。
それを変化させるためには、以下のステップがあります。
①「無意識」に気づくこと
②その無意識を意識化させること
③無意識にやったことに気づきながら、やる前にストップできるようになること
④無意識でやめる(最初から反応が出なくなる)ことができるようになり
⑤変化をすることができます
変化には段階があるのです。
なので、そこには「焦らないこと」というのが鉄則です。
ですが、その変化を繰り返していたら、永遠に変化し続けなければならないことになるのです。
変化を創るために知るべきこととして、
人間が無意識でやってきたことの例え話があります。
それは、私たちが根深く持っている「固定観念」がどのように創られるのか、ということがイメージしやすいお話です。
サーカスの象のお話。
杭から鎖につながれた子どもの象がいます。
子象なので、好奇心が旺盛で、気になるものをみつけたら繋がれていることも忘れ、動き回ります。
そうしたら、足に鎖が食い込み「イタイ!」。
そんな思いをしますが、すぐ忘れて、また興味のあるものをみつけて、動き、「イタイ!」。
例えば、これを1日100回、20歳になるまで、繰り返すとどうなると思いますか?
1年で36,500回、20年間で73万回の「イタイ!」思いを蓄積するわけです。
大人になった象は、子供の頃につながれた杭なんて、簡単に「えいっ!」と抜くことは可能なのに、抜くことなどしません。
動いたら「イタイ!」という思いが先行し、自分にそんな能力があるなんて思いもしないわけです。
自分に対する決めつけ。それが固定観念なのです。
ちなみに、上記の1日100回は少なく見積もった数字です。
人間は1日に5万回も考えをするといいます。
象とは比較にならないくらい「自分に対する決めつけ」を強烈に蓄積しているのです。
マインドームの変化には限界があります、と言ったのは上記の理由からです。
どれだけ自分の無意識に気づいて変化を創っていったとしても、鎖を延ばすことはできますが、打ち込まれている杭から自由になることはできません。
この杭を抜いてしまうこと、全ての限界を生み出している根っこを根こそぎとることが必要なのです。
その杭を抜くことができるのが、Noh Jesuさんが発見されたイメージを言語化、体系化したnTech(認識技術)という技術により可能になります。
そこを理解するには、まず、人間が誰もが持っている「脳」の機能を知ることから始まるのです。
脳の機能については、また今度書きます。