忙しい意識空間からスッキリ意識空間へのワンステップ ~意識空間の“引き出し”整理への道①~
9月も終わりですね。
いよいよ秋突入といった毎日のお天気、いかがお過ごしでしょうか。
台風も接近しています。
お気をつけください。
先日に書いた意識空間の整理整頓について、今日も書いていきたいと思います。
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意識空間の整理整頓について。
全部を出して、そこからルールに沿って“引き出し”に入れていく『整理整頓』。
これは意識空間の中でも使用可能な方法です。
ですが、「全てを出す」という作業が容易ではないということを前回書きました。
そんな意識空間の整理整頓のお手伝いをする仕事をさせていただいておりますが、
私ももちろん最初からスッキリして、“引き出し”に整理されている意識空間ではありませんでした。
過去のブログでも何度か書いていますが、私は、とにかく自信のない子でした。
兄との間に無自覚でできた関係性によって、物心がついた頃には、自分で意思決定ができない子になっていました。
心で思っていることと、実際に行動することが違ってくるのです。
そのことを繰り返していると、
そのうち、自分の心でもどうしたいのかわからなくなってくるのです。
兄に言われた通り、兄に提案された通りに動いている自分がいるのです。
それがとにかく嫌で、いかに一緒にならないようにするか考えていました。
「環境を変える」という作戦で兄の影響が及ばないようにしていました。
この「環境を変える」ということが、私の問題解決の方法になっていました。
当然のことながら、そんなことをしても問題解決はできませんでしたけどね…
そんな自信のない私の意識空間は…
忙しかったですよね。
自分の中では「こうしたい」と思うことがあっても、
「どうせ私には無理だよ」と間髪入れず攻め込んでくる考えがいます。
自分の意志を自分の考えが応援してくれないので、
そこから出てくるのは、
「誰か“やりなよ”って言ってくれないかな…」という考えです。
最終的に人に自分の行動を委ねるのです。
なぜって?
その方が楽だから。
失敗しても、「あの人が“やって”って言うから私がやっただけだから」と
人の責任にできるのです。
そうすることによって、逃げ道を準備できるのです。
自分は傷つかなくてすむのです。
運良くなのか、悪くなのか。
任命されてリーダーというポジションもたくさんさせてもらいました。
私にとっては、自信感を失くす蓄積にもなりましたが…
こうでなければならない、という無意識のプレッシャーも多くあったため
「このままではダメなんだ」ということを強く認識させられる事態でもありました。
その時に蓄積していった考えは、
「味方は誰もいない―」
ということだったかもしれません。
リーダーというポジションであるがために、
怒られるのはいつも自分だけ、
負けた時に後ろ指指される感覚になるのも自分だけ、
みんながやらないのもやるのも私次第にとらえられる。
一緒に喜びたいのに
一緒に感動したいのに
一緒に頑張りたいのに
一緒に苦しみも乗り越えたいのに
「自分だけ-」
という思いに負けて、周りを責める自分。
そんな自分が嫌になる。
でも、周りに言えない-
私の中の思いは、「誰も助けてくれない」
「助けて」の一言が
「苦しいよ」の一言が
「一緒に」の一言が
アウトプットできていたら、
もう少し素直な私ができていたと思います。
そんな、何も誰も得をしない考えや感情のループにはまり、
私の意識空間はどんどん忙しくなっていきます。
自分の考えが自分を苦しめる。
そんな状態が続きます。
その頃の私の意識の中は、
「変化しなきゃ」
でした。
「変化したい」ではなく、
「変化しないと」。
誰のために?
何のために?
そんなことは考えることもなく、
「変化しなきゃ」
もっと大きく。
もっと強く。
それがどんなイメージかもわからず、
呪文のように唱えていました。
当然のことながら、
呪文を唱えても変化はおこりません。
そんな時に、
ある人に言われた1つの質問。
「変化をするためには、どこを変えたらいいと思う?」
その質問と一緒に書いてくれた絵がありました。
①環境から人間は情報を得ます。
②自分の中のサイクルを通して
③行動します。
この①~③で何を変化すればいいと思う?
私の中で衝撃が走りました。
今まで、①を変えるために環境の変化を通して、
自らの変化をしようとしてきましたが、
どれも失敗に終わっていました。
かと言って、
③の行動を変えることはできませんでした。
当時はとても頭でっかちだったので(笑)
選択肢に②がある。
初めてききました。
自分の中に情報を取り入れた後の認識サイクルの話。
「変化できるかも!」という期待が走ったのを今でも覚えています。
予感は的中!!
あることを明確にわかって、
1段階の自らの変化を“実感”できるようになったのです。
それは、誰にも適応する心の作動原理でした。
この1段階の変化のきっかけをつくった心の作動原理(ある理論)について、
次回以降書いていきます。
変化のフレームがわかってしまえば、
誰でも変化することができるし、
誰も責める必要がないということを感じてもらえると思います。
論理で明確に客観化できるので、
納得をして自分を観察することが可能です。
まずは、確実な変化の一歩。
一緒に踏み出してみませんか?