Creative of Zero Space

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存在させている“みえない背景”にスポットを当てて書いていきたいと思います!

21世紀のリーダーが知るべき必須事項<観点の6つの対称性の問題⑥>

5月も残すところ後1週間を切りましたね。

最近、新年度を迎えたように思いましたが、あれから2か月が過ぎようとしています。

とても濃度が濃く、これを1か月でやったのか、と思うくらいの時間の使い方を経験しています。

時間は固定ではなく、心で延ばしたり縮めたりできることを感じます。

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さて、本タイトル『21世紀のリーダーが知るべき必須事項<観点の6つの対称性の問題>』をシリーズとして書いていますが、ラストの対称性の問題となりました。

今までのものとつなげて考えていただけたら整理がしやすいと思います。

 

 

本ブログを書こうと思った背景として、私は、15年近く、研修やセミナーの運営責任者として、多くのセミナーや研修やイベントに携わらせていただいて来ました。

そこで、イベントやセミナーの規模や研修の形態によって、様々なLeadershipを学びながら創ってきました。

 

 

そこでみえてきたLeadershipとは、『situation(場)を設定できること』です。

このことについては、今後も整理していこうと思いますが、自らのsituation設定能力が大きく場の成功に影響を与えてきます。

リーダーがその設定が曖昧な状態だったら、曖昧の場ができますし、そこで一緒にプレーするメンバーも翻弄されてしまいます。

明確にその場を規定(situation設定)できたら、思った通りの場ができます。

幸い、イベントやセミナー、研修という参加者のビフォーアフターが明確な違いがみえるため、今回の場の設定が規定できていたのか、曖昧だったのかということが確認できます。

 

 

そのようなsituation設定ができるために、リーダーは大前提として「観点の問題」について知らなければならないのです。

更に、自らの『観点』をわかっておく必要があります。

その上で、メンバーの『観点』がみられたら、設計したsituation通りの現実が忠実に生まれてくれるでしょう。

situation設定能力を鍛えるためには、大前提として「観点の問題」を知ることは必須であり急務です。

 

観点によっておこる問題を整理すると6つの対称性で整理することができます。

それをシリーズ化して、1つひとつ細かくみてきました。

 

 

 <観点の6つの対称性の問題>

 

①観点の非認知と認知の問題

②観点の異質性と同質性の問題

③観点の流動性と固定性の問題

④観点の他発性と自発性の問題

⑤観点の否定と肯定の問題

⑥観点の不完全性と完全性の問題

 

 

そのラストとなる問題⑥「観点の不完全性と完全性の問題」について、本日は考えていきたいと思います。

 

そもそも観点(判断基準)が創られている背景をみた時、情報を処理する脳がそもそも不完全なのです。

そんな不完全な脳を軸にして、私たちは判断する基準を創っていたのです。

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脳が不完全な状態で私たちにsettingされていることは下記の動画、または、NR1Dayセミナーで詳しく知ることができます。

 

動画:ここをクリック

NR1Dayセミナー:ここをクリック

 

そんな状態の脳を基準軸にしていては、正しく物事を判断すること、観察することはできません。

 

 

処理をしている脳が不完全であるので、正しく物事を判断する根拠がなくなってしまうのですが、そのことに気づかずに「完全だ」と思っているとどうでしょう。

他の観点を受け入れることができず、傲慢になってしまいますし、自分が絶対正しいという状態から抜けられませんので、頑固になり人の話が聞けなくなります。

リーダーをしていると無意識に「自分は完全である」と思って、メンバーを無理やり従わせたり、メンバーの観点を変化させようとしたりしてはいないでしょうか。

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その状態で本当にお互いが気持ちよくTeamplayができると思いますか。

ここまで付いてきてくれているメンバーに感謝こそしても決して怒ることはできませんよね。

 

観点は不完全だと思ったら、自分の判断に自信が持てませんし、完全だと思っても傲慢になり人の話がきけません。

リーダーとして、自信のない判断を下すわけにはいきませんし、かと言って、傲慢に押さえつけるような態度をとっていてもメンバーが付いてきてくれないこともあります。

 

不完全でも問題、完全でも問題。

さて、この問題をどのように解決したらいいのでしょうか…

 

 

その答えが、アインシュタイン博士の残した言葉

『いかなる問題も、それをつくりだした同じ意識によって解決することはできません』

(アインシュタイン150の言葉より)

に隠されています。

次回、お伝えしますね。

 

 

今回まで「観点の6つの対称性の問題」について書いてきました。

どっちに向いても問題は解決しない、常に板挟みの状態。

 

実は身近で頻繁に起こっているのがこの観点の問題です。

リーダーの立場を取る人なら、必ず知るべきことです。

今からの時代、誰もがLeadershipを発揮できる状態になることが必要な時代です。

独立した選択意思を持って、判断することが求められる時代だからです。

誰かに従う、誰かを従わせる。

そんな生き方をするのが人間ではありません。

 

AIが台頭する時代、人間の尊厳性を回復しなければならない時代です。

尊厳とは、比較不可能な世界です。唯一無二の存在として、お互いを認め合う、そんな時代が間もなく来ます。

ですから、この「観点の問題」は誰もが知るべきこととして周知されていかなければならない項目となります。

「観点の問題」を一早く知りたい方は、こちらのセミナーをお勧めいたします。

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共に21世紀のLeadershipについて考えていきましょう。