『場』をクリエイトするということ
今まで多くのセミナーやイベントの『場』を主幹する立場である「ディレクター」というものをやってきました。
『場』とは言うなれば、魚が生きるために必要な海にあたるものです。
たくさんの『場』創りに携わらせていただき、
また多くの『場』を自ら創ってきて、
感じることは、『場』がその中に立つことよりも重要であるということです。
魚をよりよく、元気にさせたい、と思っても
環境となる海が汚れていたらその影響は大きく受けます。
海の状況に大きく左右されるわけです。
『場』には意志があります。
その意志をどのように立たせるのかによって、中身が大きく変わってくるのです。
その『場』にどのうような意志を持たせるのか、というのがディレクターという役割でもあるのです。
どれだけ素晴らしい企画を立てても、その『場』を通過した人がどのようになるのかのイメージが無い状態では、自分の満足で終わってしまいます。
この『場』創りの考え方は、様々な場面で共有することができるのです。
例えば、会議の進行役。
その会議が何のために開かれている会議なのか。
その会議で持っていきたいイメージがあるのか。
その会議を通過することでその参加者にはどんな変化が起きるのか。
等々
実は、同じなのです。
この『場』創りの観点を創りだすディレクターという役割について、また共有していきたいと思います。