21世紀のリーダーが知るべき必須事項<観点の6つの対称性の問題④>
新緑の美しい季節になりましたね。
とても心が穏やかになれる季節でもありますね。
毎日、いかがお過ごしでしょうか。
シリーズとして書いている本内容ですが、残り3つの対称性の問題となりました。
一緒に考えていけたらと思います。
本テーマの背景として、私は、15年近く、研修やセミナーの運営責任者として、多くのセミナーや研修やイベントに携わらせていただいて来ました。
そこで、イベントやセミナーの規模や研修の形態によって、様々なLeadershipを学んで創ってきました。
その中でも、Leadershipをとるということは、メンバーの自主性を持たせること、みんながLeadershipを取れる状態にできるかということだと思っています。
1人のLeadershipに依存する形ではよいものは創れません。
人間にしかできないCreativeを、いかに集団知能を使って創り上げていけるか、その楽しみを関わる全員で共有できるかに尽きると思っています。
そのためには、リーダーの知るべきことの大前提が「観点の問題」についてです。
その“大前提”を知らないばかりに翻弄されてしまうリーダーの苦悩があります。
それがどんなことなのか、またそこからどのように解決していくのかという方向性までを書いています。
コミュニケーションをとること、Teamplayをすることで起こる、摩擦や衝突、分かり合えない苦しみ、リーダーが感じる孤独や辛さ等、それらが生まれる背景にあるのが「観点」です。
そこには、常に対称となる矛盾がはらんでいるのです。
それを整理すると以下のようになります。
<観点の6つの対称性の問題>
①観点の非認知と認知の問題
②観点の異質性と同質性の問題
③観点の流動性と固定性の問題
④観点の他発性と自発性の問題
⑤観点の否定と肯定の問題
⑥観点の不完全性と完全性の問題
今日はその中の④「観点の他発性と自発性の問題」について書いていきます。
観点(判断基準)が創られる背景をみれば、ほとんどの場合、外から創られるのです。
不思議に感じるかもしれませんが、自分から創った人はほとんどいないのです。
観点(判断基準)がどのように創られているのか、ということを簡潔に説明すると、生まれた時の環境となる時代や社会、習慣や教育、それだけでなく、関わる人(一番最初に出会う人は両親ですよね)、一緒に遊ぶ人等の情報を食べて、正しいこと、怒られないこと、褒められること、喜ばれること…等を判断していきます。
両親からの“良いこと、悪いこと”“褒められること、怒られること”という判断で物事を観察して、自分の判断基準を構築していくことが多いのではないでしょうか。
例えば、挨拶が重要であるという価値基準を持っている母親に育てられたとします。
毎日のように母親から「人に会ったら笑顔で挨拶するのよ」と言われて育ったとします。
その中には、「人に会ったら“笑顔”で“挨拶する”こと」が〇(良いこと)「人に会って挨拶しないこと」「挨拶しても笑顔ではないこと」が×(悪いこと)という意味合いが含まれていきます。
子どもからみたら、「人に会ったら“笑顔”で“挨拶する”」ということをやっていく中で、「これでいいのかな」「あってるかな」と母親の顔色をみて正解を掴んでいきます。
ですから、母親の目線が優位になって、母親の価値基準を覚えて生きます。
物心がついたころには「人に会ったら笑顔で挨拶すること」がその人には当然のことになっています。
当然すぎて、疑うこともありません。
疑うのは、「笑顔で挨拶しない人」です。
このように観点(判断基準)は、脳が柔らかい子どもの時から周りの環境によって創られていきます。
自分でも自覚がない状態である事象と出会ったら、自然に結論が出てくる因果論を構築しているのです。
なので、実は自分で選択しているということはなく、誰かが創った観点(判断基準)を持って、人間はいきているのです。
これでは、自主性、主体性、自由選択意思も持てない人間になってしまいます。
自分で選択したものではないので、どこか無意識で自信を持てないでいます。
会社でもいないでしょうか。
言われたことはきっちりこなすけど、「自分で考えてやってみて」と言われたら何をどのように考えて、何をしたらいいのかわからず、動けなくなってしまうという人。
自由な発想が欲しいのに、正解を求めて、リーダーの答えを待ってしまう人。
指示がないと何もできない人。
日本の教育自体が、自由な発想ができるようなDiscussionをする時間よりも内容を詰め込むことで精一杯で、答えを導く方法や答えを探すことを教えることが中心になっているので、その教育自体も主体性を育てることは難しいのです。
では、自分で観点を創れないことが問題だとして、自らが新しく観点を構築できたら問題は解決するのか、といえば答えは『NO』です。
その時代や社会、組織にとって「それは当然こうだろう」という因果論や決定論、当為論が出来上がっている状態で、新たな観点を共有することは困難だからです。
今までにない観点、考え方はそう簡単に受け入れられるものではありません。
それにより、孤独、疎外、時には糾弾や弾圧、迫害をされることもあるのです。
歴史をみても、時代を大きく変えた時にはいつも今までの常識の枠に囚われない発想や常識を破壊する発見がありました。
しかしながら、その発想をした人や発見をした人は、大概は猛烈なバッシングを受けその時々の法を使って裁かれることが多いのです。
リーダーにとっては、後者の方が多いかもしれませんね。
自らの方法を開発し、それらをメンバーに共有しようとしても容易ではない、という経験をされた方は多いのではないのでしょうか。
結果、相手に合わせるか、無理やり言う通りにさせるか、相手を否定して落ち込ませてしまうか…
仕事の内容よりもメンバーのモチベーション管理に疲弊していくことが多いのではないでしょうか。
受動的であっても能動的であっても問題は解決されないのです。
どうしたらいいのでしょうね…
その答えを導くヒントは、アインシュタイン博士の残した言葉
『いかなる問題も、それをつくりだした同じ意識によって解決することはできません』
(アインシュタイン150の言葉より)
ですよ。
もうすぐでその答えとなる方向性をお話しますね。
今回は、④観点の他発性と自発性の問題について書いてきました。
同じ次元の観方では、問題を解決することは不可能です。
ですが、そのことに気づかなければ何も始まりません。
Leadershipをとる立場なら、必ず知らなければならない「観点の問題」がこれからの時代の常識になっていくとなっていくと私は確信しています。
なぜなら、今までの観点で生み出された問題が今の時代に充満しているからです。
少しでも思い当たる節があれば、ぜひ「観点の問題」について考えてみてください。
人間関係で困っている人のお役に立ちたいと思っています。
次回以降もこの<観点の6つの対称性の問題>について書いていきたいと思います。
21世紀のLeadershipを共に創っていきましょう。
21世紀のリーダーが知るべき必須事項<観点の6つの対称性の問題③>
GWも終わり、通常運転の日常に戻られたころでしょうか。
どのような休暇をお過ごしになりましたか。
ワクワクの日常になれる時間の使い方ができましたか。
ちなみに私は、濃度の濃い1か月を過ごすことができ、これが1か月の中にあったのか、と思うくらい充実した1か月となりました。
ここから楽しんで仕事に集中したいと思っております。
ちなみに、今回も1週間にも及ぶ研修のスタッフとして、このGWは韓国に行っておりました。
とても1週間とは思えない濃度で、でも終わってみたらあっという間で、とてもとても充実した毎日でした。
私は今まで15年近く、研修やセミナーの運営責任者として、多くのセミナーや研修、イベントに携わらせていただいて来ました。
そこで、イベントやセミナーの規模や研修の形態によって、様々なLeadershipを学んで創ってきました。
以前、一般的にリーダーに必要とされる「決断力」を養う前に、Leadershipをとるためには、“大前提”として知るべきことがある、ということを書きました。
creative-field.hatenadiary.com
前々回から、その“大前提”を知らないばかりに翻弄されてしまうリーダーの苦悩から、どのようにそれを解決できるのか、ということをシリーズにして書いていています。
その“大前提”
Leadershipをとる上で、これからの時代、知らなければならない必須項目となるのが、
「観点(判断基準)の問題」
です。
このことに気づかずにとってきたLeadershipは大変だったと思います。
・方向性を示したら、メンバーのMotivationが下がって、ケアすることが大変だった。
・決定事項を共有したら、反対意見が出て、まとまらなかった。
・言われたことをやることはできるが、新しいアイデアや意見を求めても出てこない。
・年齢・世代が違いすぎて、考えていることがわからない。
・マニュアルがないと仕事ができない。自分で考えて実践できない。
・自分の意見に固執して、こちらの意図を聞いてもらえない。
等々
何かしら心当たりはあるのではないでしょうか?
年齢・世代でも大きく当然とされていることが変わってきます。
そこからくる意見の食い違い、考え方の大きな相違が生まれてきます。
だからと言って、「年齢・世代が違うから一緒に仕事はできません」とは言えませんよね。
むしろ、育てていかなければなりません。
本人の主体性、能動性、やる気からくる育成が必要になります。
実は、人と人とのコミュニケーションやTeamplayには矛盾が溢れているのです。
それが生まれる背景に気づけるかどうかで大きく変わってきます。
それが、Leadershipをとるためには必須条件となる「観点の問題」を知ることなのです。
実は、その観点があるというだけで、起こる問題のパターンがあるのです。
そのことを整理すると次のように言うことができます。
<観点の6つの対称性の問題>
①観点の非認知と認知の問題
②観点の異質性と同質性の問題
③観点の流動性と固定性の問題
④観点の他発性と自発性の問題
⑤観点の否定と肯定の問題
⑥観点の完全性と不完全性の問題
今日は、その中の③「観点の流動性と固定性」について、書いていこうと思います。
まず、観点の流動性というのは、人の観点に合わせて自分の観点を移動させてしまうことです。
Aさんが発したことに「なるほど、それもいいね」と思ったら、Bさんが話し始めたことに「確かにそれもあるよね」とみんなの観点に流されてしまう人いませんか?
そうなると何が問題となるのでしょうか?
人の観点に合わせてしまうので、自分が何を考えて感じているのかわからなくなってしまいます。
それによって、主体性がなくなり、自分がわからなく、みえなくなってしまいます。
日本は昔から「長いものには巻かれよ」という言葉があるように権力や勢力のあるものに対して、敵対するのではなく、傘下に入って従う方がいいという処世術として言われていることが多いですが、それが無意識に浸透しているような雰囲気があります。
表面上、人とうまくいっているようにみえますが、陰では「八方美人」と言われたりしていませんか?
今の時代、果たして「長いものに巻かれろ」の精神でうまく生き抜くことができるのでしょうか。
AIが台頭する時代です。
今まで人間よりも優れた知性をもつ存在に出会ったことがなかった人間にとって、今までの時代にうまくいくことができた権力保持者や巨大勢力の傘下に入り、成功の道を収めることができるとは私は思いません。
現に、毎日のニュースの中でも大手企業の名前を聞くことが増えたのも昨今のできごとではないでしょうか。
リーダーとなるなら、なおのこと人の意見に振り回され過ぎてはメンバーがどうしていいのかわからなくなりますし、まとまらなくなります。
では、周りに合わせて観点を移動することが問題になるなら、周りに合わせることはしないで、固定したら問題は解決できるのでしょうか。
どう考えてもその形で問題解決できそうにはありませんよね?
Leadershipをとる際、困ることの1つとしてメンバーが自分の主義主張に固執して、こちらの意図を理解してもらえないということがありませんか。
気づいたら『何度言ったらわかるんだ!』という言葉が出てしまってはいないでしょうか。
相手が自分の観点を持って人の話を聞くので、どれだけ集中して話を聞いていると思っても自分が解析した通りに動いてしまうのです。
その結果、いつも仕上げてくるものはこちらが欲しいものとは違うものとなり、上記の言葉『何度言ったら…』がつい口を突いてしまう結果になってしまいます。
だからと言って、相手に変化を要求するものとも違います。
逆にリーダー側が自分の観点に固定しているケースも多いのです。
気づいていますか?
今までやっていたこのやり方が一番効率いいから。
今までのリーダーがこの流れをやってきたから。
自分がやったこれが…
観点が固定してしまうと、全てがマンネリでみえます。
それによって、メンバーに対して「こいつはこういう奴だから」等決めつけて出会っていませんか?
リーダーが固定してメンバーをみることによって、みんなの可能性、能力を開花できず、変わらない「できない社員」にしてしまっているのです。
人材育成において、一番解除したいフィルターが「観点固定」の問題かもしれません。
それを根本から解決するためには、人間が生まれた時から持っている「脳の機能」を知らなければなりません。
なぜなら、脳の機能に一部が「観点固定」の問題を創っているからです。
観点や意見がコロコロ変わってしまうことも問題です。
だからと言って、観点を固定してしまうことももっと問題です。
どっちにもなれる、どっちにも付かない、柔軟な観点を持つためにはどうしたらいいのでしょうか。
ヒントは、アインシュタイン博士の残した言葉
『いかなる問題も、それをつくりだした同じ意識によって解決することはできません』
(アインシュタイン150の言葉より)
ですよ。
更に、次回以降も「観点の6つの対称性の問題」について深めていきましょう。
今回は、③観点の流動性と固定性の問題についてかいてきました。
AIが台頭する時代。
Leadershipをとる人だけでなく、この時代を生きる人間には絶対に知らなければならないことが「観点の問題」であると強く思っています。
その中でもLeadershipをとる人には知るべきことの「大前提」であると思っています。
自由な観点を手に入れて、チームプレーを楽しみながら仕事をしていきましょう。
21世紀のリーダーが知るべき必須事項<観点の6つの対称性の問題②>
新年度が始まり、1か月が過ぎますね。
やっと慣れてきたと思ったら、長期の休み。
ここからエンジンあげて行こう、と思った矢先、お休み。
やっと、1か月過ぎた…
時間の感じ方は相対的であることを感じる出来事の一つですね。
ちなみに私は、濃度の濃い1か月を過ごすことができ、これが1か月の中にあったのか、と思うくらい充実した1か月となりました。
15年近く、研修やセミナーの運営責任者として、多くのセミナーや研修やイベントに携わらせていただいて来ました。
そこで、イベントやセミナーの規模や研修の形態によって、様々なLeadershipを学んで創ってきました。
前回は、一般的にリーダーに必要とされる「決断力」を養う前に、Leadershipをとるためには、“大前提”として知るべきことがある、ということを書きました。
今回からは、シリーズに分けて、その“大前提”を知らないばかりに翻弄されてしまうリーダーの苦悩から、どのようにそれを解決できるのか、の方向性までを書いていきたいと思います。
Leadershipをとる上で、これからの時代、知らなければならない必須項目となるのが、
「観点(判断基準)の問題」
です。
このことに気づかずにとってきたLeadershipは大変だったと思います。
・方向性を示したら、メンバーのMotivationが下がって、ケアすることが大変だった。
・決定事項を共有したら、反対意見が出て、まとまらなかった。
・言われたことはやることはできるが、新しいアイデアや意見を求めても出てこない。
・年齢・世代が違いすぎて、考えていることがわからない。
・マニュアルがないと仕事ができない。自分で考えて実践できない。
・自分の意見に固執して、こちらの意図を聞いてもらえない。
など
何かしら心当たりはあるのではないでしょうか?
年齢・世代でも大きく当然とされていることが変わってきます。
そこからくる意見の食い違い、考え方の大きな相違が生まれてきます。
だからと言って、「年齢・世代が違うから一緒に仕事はできません」とは言えませんよね。
むしろ、育てていかなければなりません。
本人の主体性、能動性、やる気からくる育成が必要になります。
実は、人と人とのコミュニケーションやTeamplayには矛盾が溢れているのです。
それが生まれる背景に気づけるかどうかで大きく変わってきます。
それが、Leadershipには必須条件となる「観点の問題」を知ることなのです。
実は、その観点があるというだけで、起こる問題のパターンがあるのです。
そのことを整理すると次のように言うことができます。
<観点の6つの対称性の問題>
①観点の非認知と認知の問題
②観点の異質性と同質性の問題
③観点の流動性と固定性の問題
④観点の他発性と自発性の問題
⑤観点の否定と肯定の問題
⑥観点の不完全性と完全性の問題
今日は、その中の②「観点の異質性と同質性の問題」について、書いていこうと思います。
Leadershipをとる際に、一番多く起こる問題は「異質性と同質性」の板挟みではないでしょうか。
みんな持っている観点は違います。
それによって、意見の食い違いや考えの相違が生まれます。そこでどちらの意見が正しいのか、優位なのかを図ってしまいます。
それによる衝突を解決しようとして、1つの観点に合わせるようにするのです。
今までの歴史はこの問題をなんとか解決しようとしてきた歴史であるとも言うことができます。
昔は、王様の権力によって、暴力を使って恐怖を与えながら、王様の観点に合わせるようにしてきました。
民主主義革命から、個人主義に入ってきた時代では、財力によって、バラバラの観点に秩序を持たせようとしてきましたし、法律などルールを創って従うようにさせてきました。
現代、財力や軍事力では秩序を保つやり方では通用しない時代になってきています。
なぜならば、インターネットで世界中とつながることができるようになり、いろんな人の意見が自分の意志で手に入るようになっています。
自分の興味があるコミュニティに入れば、自分だけの意見が間違っていないと思えることもあります。
手に入れられる知識量にも差が生まれてきます。
欲しい時に欲しいだけ知識を得ることができます。
それがネット時代の大きな変化になるのではないでしょうか。
また、VRなどの拡張現実が人間の考えの範囲を狂わせていることも視野に入れなければならないでしょう。
そんな一瞬で現実を離れることができる世界が生まれて、現実空間にしか適用できないもので、秩序を創っていくことは不可能に近い時代になっているのではないでしょうか。
今の時代にLeadershipをとる人は今までのやり方では全く歯が立たない、そんな新しい時代環境になってきていることも同時に考えていく必要があるのです。
人間が住む環境、社会、海が変われば、人間の生き方、人間の在り方が一気に変わってしまいます。
目の前の人間だけをみていて、人が理解できるほど単純な世界ではないのです。
少し、横道にそれましたが…
そのバラバラの観点に振り回されて、ストレスやプレッシャーも蓄積されている方もいるかもしれません。
バラバラだから問題を創ると思って、1つの観点に従うように同じにさせても問題は解決しません。
ロボットの様に画一化されてしまいますし、独裁的なリーダーになってしまうからです。
何よりも個性がつぶされてしまいます。
リーダーが決断を下すための材料の供給がなくなってしまうのもこの同質性の問題からです。
その人の持っている観点はその人からしかみえないのです。
無限大の意見が欲しい時には、1人ひとりの観点が宝です。
その観点を一緒にしてしまうというのは、何よりも問題です。
なぜ、そんな観点を生み出すようになっているのか、の背景を知れば、同一にしようとするLeadershipにはならないはずです。
観点の異質性と同質性の問題。
どちらに傾いても問題解決にはなりません。
ヒントは、アインシュタイン博士の残した言葉
『いかなる問題も、それをつくりだした同じ意識によって解決することはできません』
(アインシュタイン150の言葉より)
にあります。
今回は、②観点の異質性と同質性の問題について書いてきました。
Leadershipをとる場面以外にも思い当たる節があるのではないでしょうか。
今からの時代、どんなことをするのにもこの「観点」については知るべきことの必須項目になってくるくらい重要な要素を持っています。
気づいた今から、ぜひ知ってみてください。
絶対に「知らなければよかった」ということにはなりませんので。
次回以降もこの<観点の6つの対称性の問題>について書いていきたいと思います。
新しいLeadershipについて一緒に考えていきましょう。
21世紀のリーダーが知るべき必須事項<観点の6つの対称性の問題①>
いよいよ明日からGWですね。
休みの中でお仕事に行かれる方、続けてお休みをされる方、様々でしょうが、お楽しみください。
ちなみに、私は韓国入りして、南北首脳会談のニュースをそこまで聞くことはないですが、少し離れたソウルでは、世界から3000人もの記者さんが来られているという大事件と同じ土地に立っております。
それ以上の大事件を明日から創っていきたいと思っております。
私は、15年近く、研修やセミナーの運営責任者として、多くのセミナーや研修やイベントに携わらせていただいて来ました。
そこで、イベントやセミナーの規模や研修の形態によって、様々なLeadershipを学んで創ってきました。
前回は、一般的にリーダーに必要とされる「決断力」を養う前に、Leadershipをとるためには、“大前提”として知るべきことがある、ということを書きました。
creative-field.hatenadiary.com
今回からは、シリーズに分けて、その“大前提”を知らないばかりに翻弄されてしまうリーダーの苦悩から、どのようにそれを解決できるのか、の方向性までを書いていきたいと思います。
Leadershipをとる上で、これからの時代、知らなければならない必須項目となるのが、
「観点(判断基準)の問題」
です。
このことに気づかずにとってきたLeadershipは大変だったと思います。
・方向性を示したら、メンバーのMotivationが下がって、ケアすることが大変だった。
・決定事項を共有したら、反対意見が出て、まとまらなかった。
・言われたことはやることはできるが、新しいアイデアや意見を求めても出てこない。
・年齢・世代が違いすぎて、考えていることがわからない。
・マニュアルがないと仕事ができない。自分で考えて実践できない。
・自分の意見に固執して、こちらの意図を聞いてもらえない。
など
何かしら心当たりはあるのではないでしょうか?
年齢・世代でも大きく当然とされていることが変わってきます。
そこからくる意見の食い違い、考え方の大きな相違が生まれてきます。
だからと言って、「年齢・世代が違うから一緒に仕事はできません」とは言えませんよね。
むしろ、育てていかなければなりません。
本人の主体性、能動性、やる気からくる育成が必要になります。
実は、人と人とのコミュニケーションやTeamplayには矛盾が溢れているのです。
それが生まれる背景に気づけるかどうかで大きく変わってきます。
それが、Leadershipには必須条件となる「観点の問題」を知ることなのです。
実は、その観点があるというだけで、起こる問題のパターンがあるのです。
そのことを整理すると次のように言うことができます。
<観点の6つの対称性の問題>
①観点の非認知と認知の問題
②観点の異質性と同質性の問題
③観点の流動性と固定性の問題
④観点の他発性と自発性の問題
⑤観点の否定と肯定の問題
⑥観点の不完全性と完全性の問題
今日はその中の①「観点の非認知と認知の問題」について書いていこうと思います。
「観点がある」ということをそもそも知らない無知の状態で起こる問題があります。
自分が観ている世界(観点・観方)が絶対だと思うことで、相手にも相手が観ている世界(観点・観方)があるということに気づかなければ、どんな問題が起こると思いますか。
リーダーが自分の観ている世界(観点・観方)を押しつける。
メンバーが観ている世界を伝えようとしても、その世界(観方)があることに気づかなければ何と答えますか。
「何を言っているんだ!」
観点があることに無知なばかりに相手が観ている世界(観点・観方)をバカにして、存在そのものを否定していることになるのです。
リーダーには相手の観ている世界(観点・観方)があること自体がわからないので、そのような観方もあるのか、ということに気づけないのです。
逆も然りです。
メンバーからいつも否定され、「リーダーって何でいつもそんなに固いんですか?もっと柔軟に考えれないんですか?」なんて言われたら、自分のLeadershipに対して、自信をなくしますよね。
このように、「観点がある」ということを知らないということで、他人否定、自己否定を繰り返してしまいます。
いつもどちらかの意見が正しい、どちらかの意見に合わせる、ということが身近に起こってはいないでしょうか。
ですから、まずは「観点がある」ということを認知することがとても重要になってきます。
では、「観点がある」ということを知らないために問題が起こってしまうなら、「観点がある」ことを認知できたら、問題は解決できるのでしょうか。
こたえは『NO』です。
なぜなら、「観点がある」ということがわかっても次回以降にあげる②~⑥の問題を見ていく中でわかるように、さらに根深い限界点があるからです。
そのように、観点について認知できただけでは、根本解決にはならないのです。
「観点がある」ことを知らずに起こっていた問題。
それを認知するだけでは本当の解決にはならない。
だとするのであれば、どうしたらよいのでしょうか。
その答えを導くヒントは、アインシュタイン博士の残した言葉
『いかなる問題も、それをつくりだした同じ意識によって解決することはできません』
(アインシュタイン150の言葉より)
にあります。
今回は、①観点の非認知と認知の問題について書いてきました。
Leadershipをとる場面以外にも人間関係についてくる問題の根本がこの観点に対する非認知です。
ですから、まずは、「観点がある」ことに対する認知から始めてみませんか。
今からの時代、どんなことをするにもこの「観点」については知るべきことの必須項目になってくるくらい重要な要素を持っています。
気づいた今から、ぜひ知ってみてください。
絶対に「知らなければよかった」ということにはなりませんので。
次回以降もこの<観点の6つの対称性の問題>について書いていきたいと思います。
21世紀のLeadershipを共に創っていきましょう。
リーダーシップに必須となる“大前提”とは
早いもので、GWに入りますね。
長期のお休み、どのような時間をお過ごしになるでしょうか。
せっかくのまとまったお休み。
旅行に行って、ゆっくりと充電期間に充てる方もいるでしょうし、
読みたいと思っていた本を読まれる方もいらっしゃるでしょう。
また、学びたかったセミナーや講座に参加して、勉強される方もいるかもしれません。
有意義なお休みをお過ごしください。
ちなみに私は、まとまったお休みは長期研修のスタッフとして、韓国に行くことがここ2~3年の行事になっております…
出会いも、学びも、充電も全て含まれる有意義な時間の使い方をさせていただいています。
15年近く、研修やセミナーの運営責任者として、多くのセミナーや研修やイベントに携わらせていただいて来ました。
そこで、イベントやセミナーの規模や研修の形態によって、様々なLeadershipを学んで創ってきました。
一般的にLeadershipに必要な要素等、調べてみると興味深いこと、おもしろそうな情報がたくさんあがっていますね。
様々な立場でLeadershipを取られた方や研究されている方がいらっしゃると思います。
その中で、一番多く挙げられていることは、
【決断力】
でした。
必要ですよね。
決断するためにどんな材料が必要なのか。
決断するために何を得ればいいのか。
決断できることとは。
自分の思うままに決断して、みんながついてこないことはないですか?
自分の決定に従わせることで、みんなのMotivationが下がることはないですか?
自分の決断通りにみんなが動いてくれますか?
自分の決断でみんなが楽しんで一緒に実行してくれていますか?
自分の決断で自分が楽しめていますか?
どんな決断ができることが正解なのか―。
正解を探していませんか?
私は決断をするために必要な大前提があると思っています。
それは、
決断するために必要な要素・観点が揃えられることです。
あらゆる角度からの観点が必要です。
五行の相生相剋でみた時に、必ず5つの観点があるのです。
1つの観点が生まれる
その観点に対して、バックアップ(生か)してくれる観点
その観点を引っ張ってくれる観点
その観点を剋する観点
その観点により剋される観点
少なくともその5つの観点から多様な決断をするための要素を揃えることが必要だと思います。
その要素をどこで出すのか、ということが出てきます。
それは、メンバーでディスカッションして出すことです。
あるプロジェクトに対して、そこに向かう姿勢態度をいかに均一にするのか、が実は一番重要な最初の設定です。
決断する前にそのプロジェクトに向かう意志を均一化させられことが一番重要な要素であると思うのです。
そのことを創るために、リーダーなら必ず知らなければならない大前提があるのです。
何だと思いますか?
この大前提がわかっている状態とわからずにLeadershipをとる状態では、雲泥の差があるくらい重要な要素です。
これがわかっていないと、1つのプロジェクトに向かう意志や姿勢・態度を均一化にすることは無理だと思うのです。
その要素とは…。
人間は「観点・判断基準」を持っているということ。
その「観点」にも深さがありますが、今回も前に書きましたが「5つの観点・判断基準の特徴」で整理をしていきます。
「5つの観点の特徴」とは
①誰もが持っている
②みんなバラバラ(異質性)
③一緒にしても問題
④不完全
⑤にもかかわらず無意識で「自分が正しい」と思い込んでいる
というものです。
①「観点・判断基準」は誰もが持っています。持っていない人はいないのです。
この観点が創られる過程をみれば、自分が知らない間に創られることがほとんどなので、自分がどんな「観点・判断基準」を持っているのかわからない、持っているという自覚がない方が多いのです。
②そして、この「観点・判断基準」はみんな違うのです。
例え、双子だとしても同じではないのです。
観点が創られる背景を知れば、気づかれると思いますが、みんな違う環境や情報、データを食べて考えや感情を生み出しています。
そのことが一人ひとりの「観点・判断基準」を創る材料にもなっています。
なので、逆にみれば、これが個性でもあるのです。
③みんなバラバラだから、意見の食い違い、衝突が起こります。
「何で、わからないの?」「何で起こっているの?」「何で…?」と相手ができないことはありませんか?
この状況が1つのプロジェクトを遂行していくのに邪魔になるのです。
なので、それを何とかするためにリーダーの権威である「意思決定」が重要になります。
無理矢理その決定に従わせていく。それが、今までの歴史のリーダーがやってきたことなのです。
このバラバラな観点・判断基準を何とかしたい、ということで従わせて問題を解決したようにみせてきたのです。
ですが、このやり方では、前述した「決定のための材料」を出す観点が生まれないのです。
無限大の観点をOutputするためには、この観点を活かすことです。
このバラバラの観点・判断基準を何とか一つに向かわせるように頑張ってきた結果、メンバーのMotivationやcreativityを奪ってきてしまったのです。
④そもそもこの「観点・判断基準」は不完全なのです。
なぜならば、その「観点・判断基準」を創るための情報を引っ張る5感覚、情報を処理して、出力している脳の仕組みが完全なものではないからです。
こちらは、既に脳科学の世界でも言われています。
いかにあいまいなものなのか。
脳の特徴に関しては、こちらの動画をご参照ください。
⑤そんな①~④の状態にもかかわらず、“無意識で”「自分は絶対正しい」と思い込んでしまっているのが人間なのです。
なので、いつも相手を責める。自分を責める。そのことを繰り返しするしかないのです。
どのように「観点・判断基準」が生み出されているのかわからないから、自分も知らない間に自分の「観点・判断基準」に振り回されて、感情が上下してしますのです。
まずは、リーダー自ら、自分の「観点・判断基準」に気づくことが重要です。
そして、リーダーなら、その「観点・判断基準」がどのように生まれているのかという仕組みを知ることが必要です。
仕組みを通して、メンバーを理解し、メンバーに「観点・判断基準」のことを気づかせていくことが必要です。
しかし、「観点・判断基準」があることを知るだけでは不十分なのです。
アインシュタイン博士も言っています。
『いかなる問題も、それをつくりだした同じ意識によって解決することはできません』
(アインシュタイン150の言葉より)
その「観点・判断基準」が生み出された同次元では、本当の問題解決はできないのです。
それよりも上昇した次元で物事をみることができる「観点」をもつことが、これからのリーダーには必須条件になっていきます。
一先ずは、「観点・判断基準」とは何か。どのように創られるのか。なぜ必要なのか。
そのことを知らなければ始まりません。
今からの時代は誰もがLeadershipを取れることが重要になってきます。
誰もが知るべき「観点・判断基準」の問題だと私は捉えています。
今まで人とうまくいかない経験をお持ちの方は、ぜひ、新たな視点から自分の能力開発をしていただくことをお勧めします。
興味を持って、知りたいと思った方は、こちらのセミナーをお勧めいたします。
NR1Dayセミナー | NR JAPAN株式会社 -認識が世界を変える-
今までの考えが180度変化していくことをお約束します。
コミュニケーションの本質を知るために知るべきこと
新年度が始まり、1か月が過ぎようとしていますね。
昨年度から環境が一変された方、新しい立場の役割をスタートされた方、心機一転、本年度の目標を立てて動きだされた方等、新しい動きがはじまっていることと思います。
New Startするには背中を押してくれるよい季節ですね。
その中で、自らのpositionが変わることにより、コミュニケーションの質の強化を求められる状況に立たされている方や周りの人が今までと変わり、相手がどんな人なのかを知ることから始められている方等いらっしゃるのではないでしょうか。
コミュニケーションとは何か。
その本質を考えれば考えるほど、実はとても深くて、本当の交流ができていないということを感じられるのではないでしょうか。
“コミュニケーション”を学ぶセミナーや講座も増えてきましたね。
そのセミナーや講座の多くは、あるジャンルに特化したノウハウや例文を伝えることが多いように思います。
その場合、そのジャンルに当てはまらなければ使えないですよね。
また、通用する人には通用するけど、しない人には通用しない。逆に、全く同じことをできる人とできない人が生まれてしまいます。
果たして、そこからコミュニケーションの本質をみることはできるのでしょうか。
本質ということは、できる人できない人の格差があってはダメなのです。
誰もが同じように使える仕組みでなければならないのです。
コミュニケーションにも仕組みがあるのです。その仕組みを知ればしるほど、人とのコミュニケーションが楽しくなります。
コミュニケーションの仕組みを知る前に、知るべきことがあるのです。
それがどういうことなのか、ということを昔『なるほど!』と言われたことがあった会話を使ってシェアしたいと思います。
お話をさせていただいた方は、もともと理系脳で国語が苦手だったというお話をしてくださいました。
中でも、一番納得がいかなかった(今でもいってない)ことが、
『作者の言いたかったことは何か』
という設問に対して4つほど解答が準備されているパターン、だそうです。
2つは、消去法で外せるけれど、残る二者択一でいつもハズレをひいてしまうとのこと。
その答えにいつも納得がいかず、解析を読んでも腑に落ちないとのことでした。
それを聞いていた私は思わず
『その作者は何が言いたいのかであって、自分の意見はいらないんだよ』
と言ったら
『あー!なるほどね!!』と、腑に落ちたようなのです。
その後、
『先生もそう言ってくれたら納得できたのに・・・』
とも言っていました。
今の時代、相手の立場になって物事をみてみる、考えてみる、ということは容易なことではなくなっています。
なぜならば、自分の考えや感情や行動もバラバラで自分が何を感じ、何を思い、何をしたいと思っているのか自分でもわからない、というくらいパンパンな状態になっていることが多いからです。
自分の考えは置いておいて、そのときの相手は何を感じているのか・・・
共感能力が育ちにくい環境でもあるような気がします。
それは、1人ひとりが持つ“判断基準・観点”を知ることでもあります。
人間は、誰しも“判断基準・観点”を持っているのです。
そして、それはみんなバラバラです。
誰一人として、同じ“判断基準・観点”を持っている人はいないのです。
なので、人と話してもわかりあえなかったり、自分の希望が相手に伝わらなかったりとコミュニケーションに置いての衝突やあきらめが溢れているのです。
だからといって、みんなを同じ“判断基準・観点”に統一させることもできないのです。
もっと問題になります。
なぜなら、それが1人ひとりの個性でもあるからです。
それを画一化させてしまうことは、個性を殺し、ロボットのようになってしまうのです。
また、違う観点が出会うから新しいものが創造されます。
それが、1点からしかみることができなければ、何のCreativeも生まれませんし、進化もおきなくなってしますのです。
さらに、その“判断基準・観点”は不完全です。
完全なものはありません。
その“判断基準・観点”を創り出している要素である、5感覚と脳が実は不完全だからです。
人間は誰しもその不完全な“判断基準・観点”に固定させてみているのです。
そんなことにも気づかないで、無意識に「自分が正しい」と思いこんでいる状態なのです。
そんな一人ひとりが、それぞれ“判断基準・観点”という名の【剣】を無意識に振り回しながら、コミュニケーションして、一緒に仕事して、協力関係を創ろうとしているのです。
さらにプライベートでは、恋愛をして、結婚をして、子どもを生んで、育てて、教育をして・・・
としているのが、今の人間一人ひとりであり、社会なのです。
それで、みんな必死でつながろうとしているのです。
その状態で『私のことをわかって!!』と心から訴えているのです。
そんな社会に、時代に生きているのが、今の私たち人間同士なのです。
長い歴史が培ってきたもの。
それを紐解いて、一人ひとりが無意識に振り回していた【剣】を下ろすことができる技術があるのをご存知でしょうか。
それは“認識技術・観術”という新技術です。
自分以外のものを変化させる技術ではなく、「認識」を変化させる技術です。
まずは、認識とは何か。
また、自分はどんな認識をしているのか。
ということから知っていって、その認識をなぜ変化させる必要があるのか、ということがわかれば、変化させたい、と必ずなるはずです。
なぜなら、それそのものが自分でも知らない間に振り回していた【剣】を生み出していた正体でもあるからです。
今の時代、AIも登場し、希望も持てず、人の心が殺され、人間性が殺されている時代です。
いろんな知識やノウハウを学ぶよりも一番重要なことがあります。
それは、
『人間とは何か』
『生きるとは何か』
ということです。
今までは、答えが出ないものとして、また抽象的な世界として扱われてきたジャンルになるかと思います・。
でも、人の心が殺され、人間性が破壊され、尊厳が無視されている時代。
これ以上、無視することができないジャンルになっているのではないでしょうか。
そのことに人類が気づき、目覚めていく時代になっています。
人とのコミュニケーションを円滑にしたいなら、チームプレイを活性化したいなら、まず知るべきことだと思っています。
まずは、自分がどんなに危ない【剣】を振り回していたのか、ということを知ることだけでも、上記の変化を助けると思います。
22年間変わらず伝え続けている実績があります。
私も稚拙ながらお伝えさせていただいております。
興味を持たれたら、まず1日というお時間だけでも投資くだされば、大きくこの先の人生が変わることをお約束します。
今の時代を共に生きている同士として、ぜひ共有したい内容です。
ご興味を持たれましたら、こちらをご覧ください。
NR1Dayセミナー | NR JAPAN株式会社 -認識が世界を変える-
未来の同志に会えることを楽しみにしています。
「選択」と「決断」の本質とは?
先日、私の恩師ともいえるNoh Jesu氏が言っていた言葉がとても印象的で深く心に残ったので、シェアして私も都度確認ができるようにしていきたいと思って記していこうと思います。
本当の「選択」と「決断」とは何か、ということでのお話。
この時は、放棄、選択の切る方を【離別】という単語を使っておりました。
「離別」とは、
(放棄する側の)良いと思うこと、メリットを全部書き出し、わかった状態で全部切る。
それが別れ方だ、と。
この良いところを全部わかって切らないから、後悔が残る、中途半端になる、とも。
また、
「決断」とは、
これを選択することで、どんなデメリット・リスクがあるのか、ということが全部わかって、それでも選択できること。
いかがですか?
何げなく選択と放棄は繰り返していると思いますが、
その1つひとつのメリット・デメリットを出してその上で選択できているものはありますか?
私はこの話を聞いて、今まで本当の選択と決断をしてきていなかったのではないか、と気づかされました。
本気の決断。
全てをわかって選択できたものが本物の決断になるんだと。
人生をどのように創っていくのか、を考えた時に、この方法は持っていて損はないと思います。
本気の決断を通して、本気の生き方をしたい。
そう思った夜でした。